ニューヨークで前撮りや後撮りのフォトウェディングや、家族写真を撮影しているHiroko Photo Studio。
今回は、秋深まるニューヨークで、エレガントなお二人の後撮りフォトウェディングのご紹介です。
日の出のブルックリンブリッジから始まり、セントラルパークのベセスダ噴水、ボウブリッジ、ザ・レイクを巡りました。
曲線美が際立つマーメイドラインのドレスに、深紅のバラのブーケを合わせた、高貴なお姿の花嫁さま。
パートナーのありのままを受け入れ認め合う、波長の合ったお二人の後撮りウェディングフォトをご覧ください。
Hair & Makeup:Yui
dress : Pronovias
Photographer : Hiroko Photography
bride : 1113_jg_wd
マーメイドラインのドレスが揺れるブルックリンブリッジ
この日の、後撮りウェディングフォトは、日の出とともにブルックリンブリッジで始まりました。
朝早くから準備してくださっていたのにもかかわらず、さわやかな笑顔で挨拶していただき嬉しくなりました。
主役は、花婿Sさまと花嫁Yさま。
昨年、東京で挙式されたお二人。
今回は、結婚式の後撮りとしてご依頼いただきました。
クールビューティーな花嫁さまは、礼儀正しくしっかり者。
こちらからリクエストしたポーズに適確に応えてくださったおかげで、撮影がスムーズに進みました。
花嫁さまが後撮りのドレスとして選ばれたものは、Pronoviasのマーメイドライン。
デコルテの立体感のあるレースが、花嫁さまのエレガントさをより引き立てます。
しなやかな生地感がボディラインにフィットして、極上のシルエットを演出♥
温和で、少しのことでは動じない安心感を感じられる花婿さま。
正統派のブラックタキシード。
王道の装いは、隣に並ぶパートナーへの最大の敬意です。
ブルックリンブリッジでのウェディングフォトは、人の少ない朝の柔らかい光を捉えることができる日の出直後が最適な時間帯。
大変な点は、ヘアメイクなど準備の時間を考えると、3時前後の起床になること。
最高のウェディングフォトを残すために、1週間前からの睡眠調整をご提案しています。
1日目は朝5時に起きて、夜9時に寝る。 2日目は朝4時に起きて、夜8時に寝る。 3日目以降は朝3時に起きて、夜7時に寝る。
体内時計が本番に合わせて調整され、お顔の浮腫みを防ぎ万全の体調で挑むことができるのでオススメです。
深紅のバラのクラッチブーケ。
花嫁さまのうちに込めた情熱が、ブーケにあらわれているかのような印象的な一枚。
こちらの記事では、ウェディングフォトでクラッチブーケをきれいに見せるためのコツを解説していますので、よろしければ参考になさってください。
朝日を反射して、風に揺れるつやつやな髪にうっとり。
花嫁さまは前撮りにも、こちらのウェディングドレスをお召しになられました。
大好きなこのドレスをもう一度写真に収めたい、という思いから、後撮りのご依頼をいただきました。
たしかに、こんなにお似合いのドレス、一回着ただけじゃもったいないですよね。
ディテールも繊細で、花嫁さまの持つ女性美を最大限に際立たせています。
ブルックリンブリッジは全長1,834m。
景色を見ながら歩いて渡ると、30分以上かかります。
ブルックリン側からマンハッタン方面に向かうと、歩きながら高層ビル群の圧巻の景色が楽しめるのでオススメです。
さざ波のように、ボードウォークに広がるなめらかなトレーン。
朝の柔らかい光に包まれたお二人は、神々しさを感じるくらい輝いていました。
ベセスダテラスの大階段に流れる美しいトレーン
移動して、セントラルパークのベセスダテラスにやってきました。
移動中のオフショット。
花嫁さまが歩くたびに、しなやかに揺れるトレーンが印象的です。
回廊上の大階段で、花婿さまに優しく手を引かれる花嫁さま。
いまにも結婚行進曲が響いてきそうです。
こちらのショット、私の合図でお二人に階段を下りてきてもらい、その様子を回廊の脇にある小道をぐるっと移動しながら撮影しています。
階段を流れるようなトレーンのとろみに、目を奪われる一枚。
光と影の隙間で、洗練された花婿さまのお姿。
穏やかな花婿さま、花嫁さまへの思いやりにあふれています。
魔法にかけられたかのような、神秘的な瞬間。
ベールに隠された花嫁さまの笑顔、きゅんとしちゃいます。
撮影が行われた10月初旬は、ニューヨークの撮影のベストシーズンのひとつ。
心地の良い気候なので、肩の力の抜けた自然体の表情を切り取れます。
10月下旬になると、紅葉シーズンが始まり、セントラルパークの樹々がいっせいに色づきます。
I asked God for strength, that I might achieve
I was made weak, that I might learn humbly to obey…
大きなことを成し遂げるために、力を与えてほしいと神に求めたのに、
謙虚を学ぶようにと弱さを授かった。
ニューヨークの病院の壁に書かれた作者不明の詩の抜粋です。
人生は思い通りにいかないこともあるけれど、パートナーと支え合い謙虚に歩んでいきたいものです。
リクエストしたポーズや表情をすぐに理解し、想像の上をいく完璧なポージングで応えてくださる花嫁さま。
シャッターチャンスにあふれた楽しい時間をありがとうございました。
回廊内の荘厳で静かな空間と、気品あふれる花嫁さまが、絶妙なハーモニーを奏でています。
ベセスダの噴水で水の天使に見守られて
回廊を出ると、噴水のある広場が広がります。
セントラルパークのお散歩中に、ほっと一息つける癒しの空間です。
高さ8m幅29mもあるこの立派な噴水は、「ヨハネの福音書」にある「ベセスダと呼ばれる池」にちなみ名付けられました。
頂上にそびえる水の天使像に見守られながら、躍動感あふれるお二人。
エレガントで上品なお二人の姿に、胸が高鳴ります。
肩に置かれた手のぬくもり、ゆっくり歩いたセントラルパークの小道、忘れたくない一瞬一瞬の輝きをカメラに閉じ込めていきます。
波長の合った、お似合いなお二人。
昔聞いた、ある牧師様のスピーチの中で心に残った一節がありました。
「forgive forget forever」
誰かとの絆を永遠にするためには、許すことと忘れることが大切。
完璧な人間はいないから、パートナーとは互いに許し合って、楽しく生きていきたいですね。
エレガントな花嫁さまが舞い降りたボウブリッジ
ベセスダ噴水からザ・レイク沿いに進むと、ボウブリッジにたどり着きます。
弓に形が似ていることにちなみ名付けられたこの橋は、四季折々の表情が楽しめるセントラルパークを代表するスポットのひとつです。
高貴な一輪のバラと、リンクする花嫁さま。
ヘアスタイルは、毛先までつやつやとしたダウンスタイル。
風になびくやわらかなカールに、思わず触れたくなってしまいます。
ヘッドドレスのきらきらとしたビジューが、コーディネートのアクセントになっています。
お互いが、飾らない自分でいられる場所。
お二人を見ているとそんな言葉が浮かんできます。
ザ・レイクのほとりで笑顔の花嫁さま
ニューヨーク市指定ランドマークである、ツインタワーの高層アパート・サンレモが目の前に広がる、ザ・レイクのほとりにやってきました。
アッパーイーストサイドにそびえたつサンレモは、数々の著名人が暮らした歴史あるアパートです。
ボルドーカラーのウェディングシューズ。
流行にとらわれすぎることなく、自分のスタイルをお持ちの花嫁さま、小物選びもハイセンスです。
不思議の国のアリスのような花嫁さまをパチリ。
つやのあるほほえみ、くったくのない笑顔。
色々な表情を見せてくださる花嫁さまの虜になってしまいました♡
ニューヨークの片隅を、ウェディングスタイルのお二人とご一緒できたこと、大変光栄に思います。
結びに…
優雅な花嫁さまと大きな愛で包む花婿さまの、後撮りウェディングフォトが結びを迎えました。
花嫁さまの凛としたまなざし、清らかな笑顔。 様々な表情を間近で見ることができて眼福の一日でした。
何十年たっても忘れたくない思い出を、形に残すお手伝いをさせていただきありがとうございました。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
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