ニューヨークの街並みを背景に、日本人カメラマンがあなただけの物語を紡ぐ、前撮りウェディング&ファミリーフォト-Hiroko Photo Studio。
アスファルトがジリジリと熱を帯びる7月のニューヨークで、ひとつの前撮りが執り行われました。
タイムズスクエアから始まり、ブルックリンブリッジ、DUMBOエリア、グランドセントラル駅が舞台です。
かつて日常的に利用していた地下鉄に、ウェディングドレス姿で乗車。
ニューヨークでお二人の新たな出発を記録した前撮りを、どうぞご覧ください。
Hair & Makeup:Hiroko Sacripante
Photographer : Erika Murakami
360度の光の世界、タイムズスクエア

夜明け前のタイムズスクエアで、この日の前撮りは始まりました。

主役は、花嫁Mさまと花婿Tさま。
前撮りとして、ご依頼いただきました。

ネオンのタイムズスクエアでウェディングフォトを残すには、人の少ない早朝がオススメ。
朝が早くてちょっぴり大変かもしれませんが、眠らない街・タイムズスクエアに導かれるかのように、心も身体も目覚めていきます。

フードカートでお買い物ショット。
タイムズスクエアの露店は早朝からオープンしています。
名物のホットドッグ、ぜひ召し上がってみてください♪

タイムズスクエアを撮影中、天気予報に「あと10分後に雨の予報です」との表示。
内心ドキドキしながらも、天気の様子を見ながら進めさせていただきました。
結局、この日は一日中全く雨に降られずにすんで、天気予報がはずれたことに感謝です。

万華鏡をのぞいたみたいな、360度の光の世界。
お二人の心に残る、光景になりますように。
朝が静かに訪れたブルックリンブリッジ

朝日とともに、ブルックリンブリッジにやってきました。

事前のお打ち合わせ時、細やかな心配りでコミュニケーションをとってくださった花嫁さま。
ひとつひとつの物事を丁寧に取り組む姿勢に、学ばせていただきました。

ツヤ感が上品なショールカラーのタキシード。
ネイビーの蝶ネクタイが、タキシードの格式を保ちつつ程よい軽さをコーディネートにプラスしています。

アーティフィシャルフラワーのブーケは、オレンジがポイント。
お二人の輝かしい未来を象徴しているかのようです。

ネイルにも小さなブーケを見つけました。
花々をまとった指先にも宿る、ふたりの物語。

日本からいらっしゃるお客様の中には、アーティフィシャルフラワーのブーケを選ばれる方も多いです。
どのように探せばよいかお困りの方は、インスタグラムを活用してください。
「#アーティフィシャルフラワーブーケ」と検索。
きっと、お好みのブーケを見つけられるはずです。
ご注意いただきたいことは、制作にかかる時間。
納期に1~2ヵ月かかることもあるようです。
あらかじめご確認の上、ご注文をお願いいたします。

振り返れば、そこには愛しい未来が待っている。
潔く美しいマーメイドラインのドレス。
フィットしたシルエットとビスチェの軽やかなデザインが、夏らしさも感じさせてくれます。

マンハッタンの超高層ビル群にも、静かな朝の訪れがやってきました。
すぐに喧騒に包まれてしまう大都会。
背筋がすっとのびるような雰囲気は、早朝だけの特権です。
DUMBOエリアをぐるっとお散歩

ブルックリンブリッジを降り、ふもとに広がるDUMBOエリアにやってきました。

DUMBOエリアでは、ブルックリンブリッジだけでなくマンハッタンブリッジも見どころのひとつ。
この日は、マンハッタンブリッジの橋げたの間から、エンパイアステートビルディングも見えました。
天候次第で隠れてしまう日もあるので、見えるとラッキーなんです♪

おくれ毛の量や位置、束感ひとつで、印象はぐっと変わるもの。
花嫁さまは、ウェディングならではの特別感を大切にしながらも、おくれ毛を上手に生かして、こなれた抜け感を演出されていました。

花嫁さまの理想を叶えるために、全面的にサポートされていた花婿さま。
自分事として寄り添ってくれる、その気持ちだけで心が満たされることってあるんですよね。
DUMBOエリアでは、花柄の蝶ネクタイにお召し替えいただき、遊び心あるコーディネートもとてもお似合いでした。

お二人は、あらかじめメールで、撮影お願い書を送ってくださいました。

分かりやすくまとめてくださっていて、イメージの共有がしやすく、撮影が円滑に。
当日だけでなく、準備の段階から細やかにご配慮いただき、本当にありがとうございました。
未来の花嫁さまへ。
もし準備の中で迷ったり、気になることがありましたら、いつでもお気軽にご連絡ください。
当日だけでなく、準備の時間までも特別な思い出となるよう、精一杯サポートさせていただきます。

川沿いに歩いてたどりついた先は、ブルックリンブリッジパーク。
アクティブに体を動かしたい方、川沿いをゆっくりお散歩したい方、老若男女問わず利用されているウォーターフロントパークです。

DUMBOエリアの住宅街、ブルックリンハイツへ足を運びます。

ベールの向こう側に透ける、清らかなお人柄。

いつかこんな家に住んでみたい。
そう思わせる、洗練されていて、かつ温かみを感じる外装のタウンハウス前でパチリ。
こちらの記事も、ブルックリンハイツをロケーションとしたウェディングフォトです。
なじみ深い地下鉄でウェディング姿

DUMBOエリアから地下鉄で次のロケーションに移動します。

地下鉄ショットは、花嫁さまのリクエスト。
かつて、ニューヨークで暮らされていたご経験がおありの花嫁さま。
日常的に利用されていたクラシックな車体に、ウェディングドレスで乗っていただきました。
思い入れのある場所に、さらに増えていく大切な記憶。

ゴールじゃなくて、ここがスタート。
勢いのよい急行、慎重に進む各停、ときに途中下車してひと休みもいいですね。
車窓から見えるお二人だけの景色を楽しんでください。
ロングベールが広がるグランドセントラル駅

地下鉄に乗って、たどりついたのはグランドセントラル駅。
今回の前撮りのラストを締めくくるロケーションです。

グランドセントラル駅は、ニューヨーカーの交通を支える要であり、歴史的建造物でもあります。
一歩メインコンコースに足を踏み入れると、その荘厳さを目の当たりにして「駅」という概念がどこかに行ってしまうかもしれません。

吹き抜けの開放感ある天井は、ティファニーブルー。
晴れ晴れとした気持ちが、頭上に広がっていきます。

花嫁さまは、二種類のベールを準備してくださり、グランドセントラル駅ではロングベールをお召しいただきました。
波紋のように心に満ちてゆく、幸福感をしっかり受けとめて。

この一瞬を重ねた先に、永遠が待っている。

にこっとしたその表情がとても似ているお二人。
いままでの絆がそうさせているのでしょうね。

この扉は開けないで。
お二人の横顔をずっと眺めていたいから。
結びに…

盛夏のニューヨークを巡った前撮りが結びを迎えました。
夏の太陽のようにまぶしい、お二人のこれから。
思い出のあるニューヨークの街に、ウェディングドレスで新しい足跡を刻んだ前撮りとなりました。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
Hiroko Photo Studioでは、
ウェディング、ファミリーフォト、ロケーション七五三フォト、出張ニューボーン、マタニティフォトなどをご提供しております。
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