ニューヨークでフォトウェディングや家族写真を撮影しているHiroko Photo Studio。
今回は、春の訪れを感じるニューヨークで、フォトウェディングのご紹介です。
まだ街が目覚めたばかりのブルックリンブリッジ、DUMBOエリア、ブルックリンブリッジパークからはじまり、セントラルパークでは満開の桜に出会えました。
その後は、5番街、タイムズスクエア、ニューヨーク公共図書館とニューヨークを代表するエリアを巡りました。
桜の下の上品なたたずまいのお二人と過ごせて、幸せなフォトウェディングとなりました。
Hair & Makeup:Hiroko Sacripante
bouquet : Adore Floral
Photographer : Hiroko Photography
朝日差し込むブルックリンブリッジでウェディングフォト
この日のフォトウェディングは、朝日の差すブルックリンブリッジで始まりました。
まだ、街が目覚めたばかりの新鮮な空気感、ふたり占めしちゃいましょう。
この日の主役は、花婿Rさまと花嫁Mさま。
華やかで上品なお二人と待ち合わせ場所でお会いした時、胸が高鳴ったことを覚えています。
話し方、所作がとてもエレガントな花嫁さま。
透き通るようなお肌が、朝の光によってより一層輝きを増しています。
花嫁さまのお選びになったウェディングドレスは、マットな光沢が上品なプリンセスライン。
胸元から流れるオフショルダーが、なめらかなデコルテをより引き立てています。
花嫁さまの凛とした背中を際立たせるバックデザイン。
ウエストの細やかなギャザーが、女心をくすぐります。
誠実で、包容力にあふれる花婿さま。
やさしさの中にも芯の強さを感じさせるお人柄でした。
上品なブラウンのスーツをまとった花婿さま。
抜け感の出るネイビーのネクタイで、ハイセンスなコーディネートです。
もう数えきれないくらいブルックリンブリッジを渡っているので、季節ごとの太陽の位置、ベンチの落書き、ボードウォークの傷まで覚えてしまいました。
でも、ひとつとして同じフォトウェディングはありません。
どれも唯一無二のアート作品。
ブルックリンブリッジの特徴でもあるワイヤーを背景に、見返り美人さんがそこにいました。
潮風が心地よいブルックリンブリッジパーク
ブルックリンブリッジを降りて、DUMBOエリアにやってきました。
壮大な幾何学模様が印象的なこちらのアートは、1990年代後半から世界的に活躍するアーティストMOMOの作品。
豊かな色彩が、道行く人々の感性を刺激します。
ストリートに出れば、アートが楽しめるところもブルックリンならではですね。
光と影が作り出す一瞬を、逃さないようにシャッターを切ります。
ふんわりとしたヘア、肌になじんだリップのカラー、温かいまなざし。
「美は細部に宿る」ことを体現する花嫁さま。
心が透き通るような晴れやかな笑顔のお二人。
感情が見える写真はモノクロバージョンでも納品するようにしています。
私だったら、こういうモノクロフォトは2Lサイズ(5×7インチ)くらいにプリントして、黒縁のフレームに飾りたいです。
それを玄関とか寝室の壁にさりげなく置いて、ふとした時に眺めたい。
ワシントンストリートを抜けて、ブルックリンブリッジパークに到着です。
カルーセルの前で待ち合わせ♡の王子様とお姫様。
頬をなでる波止場の潮風が心地よく、ずっとここでまどろんでいたい場所。
今、この瞬間をとじこめて宝箱に入れておきたい。
今日という特別な一日も、記憶の中で色あせてしまう。
だから、切り取った写真たちを見て、その時の光景、音、匂い、気持ちを鮮明に思い出してほしい。
そんな想いを一枚一枚に込めています。
光を浴びて、一段と輝く二人の愛の証。
ところで、結婚指輪を左手の薬指につける理由をご存じですか?
諸説あるのですが、左手薬指は「愛の絆を深める」意味を持つと言われています。
左手の薬指が一番使う機会が少なく指輪を付けていても邪魔になりにくいから、という現実的な説も。
滝のように流れる豪華なキャスケードブーケは、Adore Floralのもの。
正統派のブーケが、クラシカルなウェディングドレスに調和しています。
ブルックリンブリッジのたもとまで足をのばしてみました。
視線をずらした表情に、アンニュイな魅力がただよいます。
表情が見えないバックショット。
お二人は笑っているのかな?それとも今日のディナーの相談中?
イマジネーションが広がります。
セントラルパークの桜がウェディングドレスに舞い落ちる
次のロケーションは、セントラルパーク。
五番街から入ってすぐところにあるピルグリムヒルにも、数は少ないのですがソメイヨシノがあるんです。
春満開の桜が、お二人を迎え入れてくれました。
ベセスダテラスの静かな回廊内は、時を忘れさせてくれる空間。
音が響くので、ストリートパフォーマーの演奏も楽しめます。
この日は、ギタリストのカルロスさんがお二人のために結婚式マーチを演奏してくれました。
ふんわりとした低めのシニョンヘアに、ビジューのヘッドドレスがアクセント。
クラシカルなウェディングドレスとのコーディネートが、お手本のようです。
お二人の作る世界観を特等席で見られることは、フォトグラファーの特権です。
記入した婚姻届を提出するだけの日本に比べて、ニューヨークの結婚の手続きは時間と労力が必要です。
まず、役所に書類を提出し、結婚許可証を交付してもらいます。
その後、市に認められた司祭様と立会人のもと、結婚式を行い結婚許可証に署名します。
再び役所に提出して、結婚証明書が発行されるのです。
ここ数年は、コロナ禍によって、オンライン結婚式も普及したそうです。
凛々しい表情の花婿さま。
まるでプロポーズする前の瞬間を再現したかのような、クールな仕上がりになりました。
透明感あふれる色白の花嫁さま。
落ち着いているお二人の、こんなおちゃめなポージングもかわいらしいですね。
こちらは、チェリーヒルのソメイヨシノ。
今年は例年より遅く4月中旬が満開だったので、間に合ってほっとしました。
秋を飛ばして冬になってしまうニューヨークの長い冬。
春の訪れをしらせる桜は、みんなが待ち焦がれている希望の象徴です。
満開の時期は、周辺はとにかく人・人・人。
ひとがなるべく映らないように計算していますが、こんなにまわりが賑やかだと理想通りの写真が撮れているのか不安になってしまう花嫁さまもいらっしゃいます。
そんなときは遠慮せずに、撮れた写真を見せてほしいと、お声がけがください。
撮影中にもお互いのイメージを共有させていただき、後悔のないフォトウェディングを作り上げましょう。
後悔しないフォトウェディングのために、詳細はこちらの記事を確認してくださいね。
人がにぎわう5番街でプロポーズショット
楽しい時間はあっという間に過ぎていき、もうお昼近くになりました。
ショッピングを楽しむ人でにぎわう5番街に移動です。
指輪をそろえたカルティエ前で、プロポーズの再現ショット。
人生で一番ロマンティックな瞬間だと言っていいかもしれません。
5番街は、マンハッタンを縦に走る全長約10キロの大きな通り。
その中でも、49丁目から59丁目のエリアには、高級ブランドショップから人気のファストファッションのお店が連なり、世界のファッションの最先端を垣間見ることができます。
移動中のオフショット。 いい表情をされてますね。
ニューヨークの片隅で、気品あふれるお二人を見つけました。
ウェディングドレスが揺れるタイムズスクエア
歩いて、タイムズスクエアにやってきました。
いつ来てもエネルギーに満ちている、ニューヨークを代表するエリアです。
幸せオーラのお二人に、ファインダー越しに目が釘付けです。
ザ・アメリカなネオンサインの前でパチリ。
ハリのある生地なので、トレーンをもって移動するだけで画になります。
ニューヨーク公共図書館でほほえむ花嫁さま
ニューヨークの知識と情報を詰め込んだ場所、ニューヨーク公共図書館(通称NYPL)にやってきました。
本の貸し借りの場としてだけでなく、セミナーやコンサートなど、毎日多彩なイベントが開催されています。
子供向けのプログラムもあるので、親子で一日楽しめる場所です。
今自分の置かれている場所で、静かにそして清らかに花を咲かせる。
人生で最も輝いている瞬間に、そっとシャッターを切ります。
ニューヨークの大好きなところ。
ウェディング姿のお二人に「congratulations」と声をかけてくれる人が多いんです。
オープンに祝福してくれる気持ちが嬉しいです。
いろいろな出来事を経験し、絆がさらに強くなっていくお二人の、はじめの一歩。
二人の歴史の証人になったかのような気持ちで、撮影にのぞんでいます。
横断歩道で、抱っこショット。
簡単そうに見えて、難しいポージングなんです。
胸をピン!とはらないとこんなにきれいな瞬間にはなりません。
長い人生、ときには落ち込むこともありますが、少し休んだら胸をはって自分をほめてあげましょうね。
結びに…
ニューヨークをクラシカルなウェディングドレスで巡った、フォトウェディングが結びを迎えました。
エレガントな花嫁さまを、大きな愛で包む花婿さまが印象的なお二人でした。
桜並木の下ではじまる、お二人の門出を形にするお手伝いをさせていただきありがとうございました。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
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