撮影依頼書とは、A4の紙に、撮って欲しいシチュエーションやポーズのリクエストを、画像と文字でまとめたもの。これは、撮影を依頼する側の花嫁花ムコさまが事前に作り、カメラマンに渡します。
撮影依頼書は、当日担当するカメラマンが誰かわからないときや、事前打ち合わせができなかったときに、使われることが多いですが、自分自身で選んだカメラマンに撮ってもらう時にもあれば便利です。
どんなにカメラマンが優秀でも、超能力者じゃないので、お二人がどんな写真を求めているかバッチリ予想するのは難しいのです。
なので、双方の行き違いをふせぐため、撮影依頼書をサクッとカンタンに、でも確実に的を得たものを作りましょう。
この記事では、前撮りやフォトウェディングで重宝する撮影依頼書の作り方のコツをお伝えします。3分ほどで読めるのでぜひチェックしてみてくださいね!
リクエストしたい画像を10枚選ぶ。比率が大事!
リクエストしたい理想の画像を10枚選びます。
が!!!
10枚の中の7枚は、実際に依頼する予定のカメラマンが過去に撮影した画像、残りの3枚はほかのカメラマン達が撮ったの画像、くらいの比率にしましょう。
なぜこの比率かというと、半分以上ほかのカメラマンの写真を選んでしまうと、依頼されているカメラマンも、萎えてしまうんです。。。
だってにんげんだもの。
(じゃあ、そのカメラマンにお願いすれば?)みたいな気分になっちゃうかもです。
ただ、これには例外があって、そのカメラマンが駆け出しで、サンプル写真をあまりもっていない場合は、ほかのカメラマンの画像を選んでもいいと思います。
ベストなのは、そのときに一言(00さんのお写真ではないのですが、リクエスト画像を送ります)っていう風に言ってもらえると、依頼予定のカメラマンの心のモヤモヤがなるかな~と思います。
1枚1枚の写真のどこが好きなのか言語化して伝える
ここ大事です。画像を送るときに、それぞれの写真に番号をつけて、
「ここが好きなので、こういう風に撮ってください」という文章を添えましょう。
たとえば上の写真ならこんな感じで。
「1枚目:グランドセントラル駅の電光掲示板が好き。こんな風に二人がキスする写真を撮ってください」
可能な限り明確に書くことによって、意見の行き違いがなくなります。
実はドレスのトレーンの部分がお気に入りだったのに、ポーズは忠実に再現されているけど、ドレスが写真の外に切れてしまっている。。。なんていう失敗もなきしもあらず。
「ドレスの全体像がきちんとうつっているところが好き」と具体的に書くことによって、こういう失敗は避けられますよね。
言語化するコツについては、こちらの記事を参考にしてみてください↓↓↓
画像と文章はメールやラインでサクッと送ってしまおう!
これはあくまでも私のやり方ですので悪しからず。。。
撮影中は可能な限り、ふたりを見ること(撮影構図を考えたり、二人の雰囲気を感じとったり)に集中したいので、撮影依頼書の紙をポケットから出してペラペラを見返すことをしたくありません。
挙式や披露宴の場合でリクエストショットが多数あるときや、アシスタントカメラマンがいて人手が足りている場合は、印刷された紙を見て確認しながら撮る方が良いでしょう。
ただフォトウェディングや前撮りは、屋外を移動していくので、不注意な私はきっと途中でその依頼書を紛失してしまうと思います。汗。
なので、私はメールやラインで理想の画像を送ってもらうようにしています。
私の方でスマホ内にアルバムを作って、写真の解説はメモ機能にまとめて、それもスクショを撮る。さすがにスマホは失くさないので、次の場所に移動する前に確認がてら見直すようにしています。
この言葉を添えてカメラマンのテンションを上げる
そして最後にカメラマンにこう伝えてください。「あとは、00さんのセンスにおまかせします」
この言葉は、カメラマンのやる気スイッチを押してテンションマックスにしてくれるのでぜひ添えてください♥
実際にカメラマンに合うのが撮影日だったとしても、(そしてそんなに思っていなかったとしても)、「00さんのセンスにお任せします」というヒトコトは、カメラマンといういちアーティストの自尊心を高める魔法の言葉なので、使ってみてくださいね。
(そう言ってくださるなら、前からトライしてみたかった、このポーズや、こんな構図もやってみようかな)なんて、予想以上のサプライズショットが引き出せるかもしれません。
リクエスト画像が多すぎると写真のクオリティが下がることも
リクエストしたい理想の画像は10枚までにしてください。
あなたは、ここまでのステップで、あるていど理想のカメラマンを選んできていますよね?
フォトウェディングは基本ロケーションフォト。撮影事件も平均的に3時間前後と短めです。
なので、リクエスト画像があまりにも多いと、それらの写真を撮ることに集中しすぎて、カメラマン自身のクリエイティビティを発揮できなくなってしまいます。
「あれ撮ったかな。これ撮ったかな」とスマホをチェックしながら撮影していると、集中力も途切れるし、ふたりの自然な表情や仕草を見逃しがちに。
なので、リクエストしたい理想の画像は10枚まで。文章も添えてメールやラインで送りましょう。
まとめ
以上がサクッとカンタンに作れる撮影依頼書のコツになります。
- リクエストしたい画像を10枚選ぶ
- 1枚1枚の写真のどこが好きなのかを言語化して伝える
- 画像と文章はメールやラインで送る
- 「00さんのセンスにお任せします」の魔法の言葉を使う
- リクエスト画像は10枚までにする
これらのポイントを押さえて、一生の思い出になる、最高の写真を残しましょう!