前撮りや後撮り、フォトウェディングを予定しているプレ花嫁さまへ。
晴れて希望のカメラマンに撮影を依頼することになったとき、あなたの撮影パッケージの中に何が含まれているか、きちんと把握していますか?
撮影日が雨だった場合は、別の日に撮影してもらえるのか?
デジタル画像はどの程度まで編集してもらえるのか(お肌の吹き出物まで綺麗に消してくれるのか)?
納品方法はどうやってしてもらえるのか? DVDがもらえるのか、それともネット上に保存されたものを自分でダウンロードするのか? などなど、実はたくさん確認事項があるのです。
私がこれから紹介するチェックリストを事前に見直しておくことによって、カメラマンとの不要な行き違いがなくなるはずです。3分ほどでさらっと読める記事なのでぜひ参考にしてみてください。
超メンドウですが契約書には目を通しましょう
■前金の額
■撮影料の確認
■撮影料の支払い方法
■キャンセルポリシー
■悪天候だったときのバックアッププランがあるかどうか
■事故などでカメラマンが撮影できなくなってしまったときに、別のカメラマンを紹介してもらえるのかどうか、もしできないのであれば撮影料と前金はすべて戻ってくるのか
■作品データの納品方法。ウェブサイトからダウンロードする場合、その期限。
このあたりは契約書にかかれてるはずなので、すごく面倒なんですけど目を通しておいてください。
私の雨天時の対応はこんな感じです
「撮影日が雨だった場合どうなりますか?」っていう質問をよくいただきます。
私の場合、ご予約の時点で、撮影日と予備日の2日をいただいています(繁忙期や、お客様の旅程がタイトな場合をのぞきます)。
なので撮影日が雨になりそうな場合は、予備日に撮影を変更します。
でもあるんですよたま~に。撮影日も予備日も雨のときが。
その場合は、屋内の撮影場所(たとえばグランドセントラル・ステーションとか、セントラルパークのベセスダテラスのゲート下とか)そういう場所で撮影をスタートして、あとは雨の様子をみながら、撮影距離を伸ばしていく、という感じで行ってます。
透明の傘を持参して、あいあい傘にして撮ったりしています。
大手の撮影会社に依頼する際、それぞれのカメラマンが請け負っている撮影件数がかなりの数になっているはずです。繁忙期だと雨天時の予備日が設定できない、ということもありえます。
傘をさしながら撮影をするのか、撮影場所の変更があるのか、撮影時間は延長されるのか、そのあたりも確認していたほうが良いでしょう。
デジタルファイルはどこまで編集してもらえるのか?
最終的にデジタルファイルを何枚もらえるのか確認しましょう。
そして、そのデジタルファイルは1枚1枚どのレベルまで編集してくれるのかも要チェックです。
写真の色と、明るさや暗さを直してくれるだけなのか、美肌補正といってシワを目立たなくしてくれるのか、はたまた気になる背中の吹き出物を消してくれるのかなども、確認してください。
私の場合、3~4時間の撮影だと1000枚ほどシャッターを切り、その後の編集で約100枚に絞ります。
そして写真を色補正といって色をキレイに直して、その後、花嫁さまのアップのお写真はお肌つるつるにしたりとか、汚れたドレスを白く直したりとか、細かい作業に移ります。
邪魔な人物や障害物を消したりなども、私の裁量で行なっています。
ただ、腕を細く、ウェストを細く、観光客を全部消す、など、想定以上のフォトレタッチがある場合は、追加料金をいただく場合もあります。
きっと他のカメラマンも似たようなルールだと思います。
ヘアメイクやドレスは含まれる?アルバムやプリントは?
あとこの辺りは最初に説明があると思いますが、念のため。
撮影料金の中に、ドレスやヘアメイク、当日の交通費が含まれているのか。
アルバムやフォトプリントなどが含まれるかどうかも確認しておきましょう。
フォトアルバムが含まれる場合、大手の撮影会社だとデザインが選べない場合もあります。アルバムなどの紙の商品は安いお買い物ではないので、希望の作品を手元に手に入れるためにも、なるべく丁寧にコミュニケーションをとってくれる撮影会社やカメラマンに依頼しましょう。