ニューヨークの街並みを背景に、日本人カメラマンがあなただけの物語を紡ぐ、前撮りウェディング&ファミリーフォト-Hiroko Photo Studio。
今回は、年の瀬のニューヨークで前撮りのご紹介です。
舞台は、タイムズスクエア、RADIO CITY MUSIC HALL、グランドセントラル駅、グリニッチ・ビレッジ。
ニューヨークを潤す雨のおかげで、奇跡の瞬間をカメラに収めました。
レトロモダンなウェディングスタイルで、雨のニューヨークを堪能した前撮りをどうぞご覧ください。
Photographer : Hiroko
雨のRADIO CITY MUSIC HALLで奇跡の一枚

早朝5時、まだ夜明け前のタイムズスクエアは、予測していなかった雨が降っていました。

主役は、花嫁Mさまと花婿Kさま。
予備日が設定できないスケジュールのため、雨のニューヨークで前撮りを決行しました。
雨粒がRADIO CITY MUSIC HALLのネオンの光を閉じ込めて、奇跡のような一枚に。

クリスマスオーナメントの前で弾むように踊る雨傘。
雨も味方につけてしまえば、最高の瞬間を残せることを実感しました。
ミモレ丈のウェディングドレスと5番街のホリデーショーウィンドウ

徒歩で移動し、5番街へ。
ニューヨークの冬の風物詩であるsaks fifth avenueのホリデーショーウィンドウ、2024年のテーマは「冬のワンダーランド」。
ラグジュアリーな冬のニューヨークを表現しています。

ミモレ丈のウェディングドレスに身を包む花嫁さま。
新鮮だけどどこか懐かしいウェディングスタイル。
古き良き60年代のニューヨークにタイムスリップしたような、ノスタルジックな雰囲気にため息がこぼれます。

小ぶりになった雨。
吐く息は白く、世界中に二人だけしかいないみたい。
グランドセントラル駅で気品あふれるトーク帽

雨宿りにうってつけの場所、グランドセントラル駅にやってきました。

スパイダーマン好きのお二人。
グランドセントラル駅の高い天井を見上げて、
「ここからスパイダーマンが降りて来たよね」
と、聖地巡りを楽しまれていました。

ブーケは、アメリカンフラワーでご準備いただきました。
ワイヤーと樹脂で繊細な花びらを表現する、アメリカンフラワー。
花びらの膜に照明が反射して、クリスタルのような輝きを放っていました。

ヘッドアクセサリーは、トーク帽。
中世ヨーロッパの社交界に舞い降りたような、気品あふれるお姿です。

背中には一筋のボディパールをON。
くるみボタンのように、バックスタイルも目を惹くコーディネートです。

ハリのある生地感のスカートに、大きめのリボン。
ロマンティックだけど、甘くなりすぎない。
自分に似合うものを理解されている、ハイセンスな花嫁さまです。

グランドセントラル駅の外に出ると、また雨が強くなっていました。
こんな時はお二人と相談しながら、ロケーションや順番を臨機応変に変更。
雨のときこそ、底力が発揮できるのではないかと自負しております(笑)。
スパイダーマンを探しにグリニッチ・ビレッジへ

地下鉄を降りると、雨が小降りに。
グリニッチ・ビレッジのコマースストリート周辺にやってきました。

ニューヨーク大学が近くにあるので若者が多く、時代の流れに合わせた前衛的な文化が根付くエリアです。

その反面、街並みはレンガ造りの建物と入り組んだ小道が残り、歴史深さを感じられます。

ショートグローブで、コーディネートをよりクラシカルに。

「いい街だよなぁ」
しみじみと一言。
言葉選びが丁寧で、穏やかなお人柄の花婿さま。

グリニッチ・ビレッジの名店「Joe`s PIZZA」に足を運びます。

スパイダーマン好きのお二人にとって、外せないスポット。
主人公ピーター・パーカーのバイト先としてロケ地に使われていました。
こちらのチラシは花嫁さまの手作り。
お二人らしい前撮りアイテムです。

ドレスにピザソースが!
そんなお土産も思い出です。

お昼近くなると、雨が上がりました。
締めのロケーションは、予定を変更して後回しにしていたブルックリンブリッジパーク。
青空の景色も堪能しました。
雨の中でも、ポジティブに楽しんでくださったお二人。
予測できない様々なことも、力を合わせて乗り越えていかれることが目に浮かびます。
こちらの記事も、雨露に輝くニューヨークで記録したウェディングフォトです。
結びに…

新たな年がすぐそこに来ているニューヨークで、前撮りが結びを迎えました。
傘の下には、トーク帽とミモレ丈のウェディングドレス。
雨でなければ残せなかった瞬間を見返して、まさに「恵みの雨」だったのかもしれないと、一人うなづきました。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
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