ニューヨーク在住の日本人カメラマンが、あなただけの前撮りウェディングフォトやファミリーフォトを撮影するHiroko Photo Studio。
今回は、暖かな日差しに恵まれた11月のニューヨークで、前撮りのご紹介です。
ブルックリンブリッジでご来光を拝み、ブルックリンブリッジパーク、セントラルパーク、グランドセントラル駅を巡りました。
ベセスダテラスの大階段を歩くお姿は、まるでシンデレラのよう。
午前0時を過ぎても解けない魔法にかけられた前撮りをどうぞご覧ください。
Hair & Makeup & Kitsuke:Chisa Sakurai
Photographer : Hiroko
光のシャワーを浴びるブルックリンブリッジで
早朝のブルックリンブリッジ、お二人との前撮りがおごそかに始まりました。
主役は、花嫁Mさまと花婿Rさま。
お二人にお会いできることを心待ちにしておりました。
光のシャワーが降り注ぐブルックリンブリッジ。
お二人の門出にふさわしい場所です。
手を伸ばして触れてみたい、でも、簡単にはつかめない。
ブルックリンブリッジの空に浮かぶ雲のようなエアリーさ。
フェミニンなスカートの甘さに、上品さをプラスするレーススリーブ。
絶妙に組み合わさり、花嫁さまの透明感を引き立たせています。
心地よく会話のキャッチボールを続けてくださる花嫁さま。
興味を持って聞いてくださるので、ずっとお話していたくなってしまいます。
花嫁さまと一緒になって、前撮りを盛り上げてくださった花婿さま。
同じ気持ちで今を楽しんでいただける、共感力の高さを感じました。
マンハッタンの絶景が、お二人の思い出のお供に。
お二人は、事前のお打ち合わせの際、撮影依頼書を準備してくださいました。
「ひろこさんのお写真が好きすぎて、絞れません」
と、私がこれまでに撮影させていただいた卒花さまのウェディングフォトを、たくさん挙げてくださいました。
中には、
「この写真、iphoneのロック画面にしたいです」
なんて、ありがたいお言葉も。
私を尊重した言葉選びで、丁寧に説明してくださり、心から感謝申し上げます。
「このポーズ、かっこいい」
「表情が素敵」
お写真を眺めながら、そんな風にわくわくしてくださっていたのでしょうか。
想像するだけで、心が熱くなります。
ジェーンズカルーセルでお迎え待ちのプリンセス
ブルックリンブリッジを降り、DUMBOエリアにやってきました。
まずは、ワシントンストリートからマンハッタンブリッジをふたり占めです。
川沿いに歩いて、ブルックリンブリッジパークのミニビーチまで。
ここから見えるマンハッタンのスカイラインは、青空に抜けるような清々しさ。
公園の入り口には、jane‘s Carousel。
レトロでロマンティックなメリーゴーランドです。
Jane‘s crouselでは、事前に予約しておけば、誕生日や結婚式のイベントも開けます。
DUMBOエリアで、特別な思い出を作りたい方はいかがでしょうか。
こちらでは、ベールをつけていただきました。
ベールから透けるメリーゴーランドが、夢物語のような空間に。
お迎えの馬車を待つプリンセス♡
水色は、花嫁さまの大好きな色。
幸せを呼ぶ色、シンデレラブルーのアーティフィシャルフラワーでブーケをご準備いただきました。
好きなものに囲まれた、自分らしいスタイル。
ソロショットの際は、お互いに褒め合われていたお二人。
和やかな雰囲気をまわりに分けてくださいました。
THE MAX Family gardenの木漏れ日に照らされて
ブルックリンブリッジパークの一角、The Max Family Gardenにも立ち寄りました。
かつてのタバコ倉庫の壁を使った、三角公園。
四季折々の花や植物が楽しめる場所です。
この日は、心地よい木漏れ日がお二人を照らしていました。
ベールの中で交わした言葉は、お二人だけの秘密…。
ベセスダテラスにシンデレラが降臨
ブルックリンをあとにして、Uberでセントラルパークにやってきました。
向かった先は、ベセスダテラス。
荘厳な装飾が施されたアーケードと、大きな噴水広場が目印です。
永遠の幸せを手に入れたシンデレラがそこにいました。
お二人の魔法は、決して解けることはありません。
そんな魔法の舞台裏は、こんな感じになっています。笑。
パイプオルガンの音で、一歩ずつバージンロードを進む花嫁さま。
そして、花婿さまと手を取り、結婚の誓いを交わす。
祝福にあふれた結婚式本番の様子が目に浮かんできます。
ヘッドアクセサリー、イヤリング、ドレスのビーディング。
ビーズやビジューの一粒一粒に、花嫁さまの輝きを反映したかのよう。
すべてボタニカルなモチーフなので、統一感のあるコーディネートになっています。
クラシカルなミッドナイトブルーのタキシード。
こちらのタキシード、紳士服のテーラーであった花嫁さまのおじいさまが仕立てられたもの。
花嫁さまのお父様、叔父様がお召しになり、代々引き継がれてきた大切なお衣装です。
まとうのは、時を超えたご家族の幸せを願う気持ち。
直射日光のあたらないアーケードの中。
ベールに包まれたお二人が、発光しているように感じたのは気のせいでしょうか。
アーケードから出ると、大きな噴水に目を奪われます。
この噴水の台座に住んでいる4 体の天使。
それぞれが「平和」「健康」「清潔」「節制」を表していて、ニューヨークの水の安全を見守っています。
ポカポカ陽気のボウブリッジで
数々の名作映画のロケ地として有名な、ボウブリッジへ足を進めます。
ローシニョンのウェディングヘア。
タイトにまとめて、小枝ビジューのヘッドアクセサリーとのバランスが抜群です。
K-Pop好きの花嫁さま。
お話してみたら、私の娘と推しが一緒であることが判明しました。
撮影後も、メッセージでイベントや情報の共有をしてくださり、心強い仲間ができて親子ともども嬉しい限りです。
11月上旬のニューヨークは寒暖差が大きく、早朝の撮影は冷え込むことがしばしば。
事前の打ち合わせの際に、
「当日の持ち物に、ダウンは必須でお願いします」
とお伝えしていました。
しかし、ふたを開けてみれば、この日は予想外に暖かい気候。
羽織る必要がないので、逆にダウンが荷物になってしまうほど。
朝ホテルで待ち合わせた際、ダウンはお部屋に置いてきていただきました。
そんな幸運の持ち主のお二人です。
グランドセントラル駅のウィスパーリングギャラリーで秘密の囁き
セントラルパークをあとにして、ミッドタウンにやってきました。
締めのロケーションは、グランドセントラル駅。
ここは、世界への入り口。
扉を開ければ、新しい空気が流れ込む。
まだ誰も知らない物語を、お二人で作り上げていく。
二人でただ一緒にいる。
それだけで、世界が回り始める。
オイスター・バーの前にある、こちらのアーチにはある秘密が。
花嫁さまが耳を傾けている反対側のアーチで囁く声が、グランドセントラル駅の喧騒の中でもはっきりと聞こえるのです。
花婿さまが何を囁いていたのか…。
それは、お二人だけが知っています。
冷え込む時期のウェディングフォトでは、グランドセントラル駅はおススメです。
この日は、幸運なことに暖かったのですが、花嫁さまのように袖ありのドレスを選ばれると、体感温度が高まります。
こちらの記事は、キャップスリーブドレスを選ばれた花嫁さまのグランドセントラル駅でのウェディングフォトです。
ドレスの中は、裏起毛レギンスでしっかり防寒。
寒い時期のニューヨークウェディングでは鉄則です。
待ち合わせのメッカ、インフォメーションブースの時計台。
200億年に1秒以内の誤差で動いているそう。
撮影時、観光客に話しかけられることがよくあります。
この日はいつも以上に、話しかけられたり写真を撮られたり。
きっと、お二人の朗らかで親しみやすい雰囲気に引き寄せられたのですね。
さて、これからどこに行こうか。
お二人の地図は無限に広がっていきます。
結びに…
小春日和のニューヨークを巡った前撮りが結びを迎えました。
おじいさまが仕立てられたタキシード。
ご家族の歴史と想いも感じられたウェディングフォトとなりました。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
Hiroko Photo Studioでは、
ウェディング、ファミリーフォト、ロケーション七五三フォト、出張ニューボーン、マタニティフォトなどをご提供しております。
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