ニューヨーク在住の日本人カメラマンが、あなただけの前撮りウェディングフォトやファミリーフォトを撮影するHiroko Photo Studio。
マフラーでぬくぬくと重ね着をするのが楽しみな11月、ニューヨークでひとつの前撮りが執り行われました。
ブルックリンブリッジで朝日を浴びてから、ワシントンストリート、ブルックリンブリッジパーク、セントラルパークを巡りました。
セントラルパークは、紅葉シーズン。
ニューヨークの自然から贈り物を受け取った、前撮りをどうぞご覧ください。
Hair:Hiroko Sacripante
Photographer : Hiroko
ピンク色の朝焼けをブルックリンブリッジで
ブルックリンブリッジに、朝がやってきました。
朝焼けの中、前撮りがスタートです。
主役のお二人、花嫁Tさまと花婿Nさま。
お二人と過ごさせていただくこれからの時間を想像して、胸が高鳴っていきます。
朝から、素晴らしい天気に恵まれました。
ピンクと水色を混ぜたような空色で、甘い夢を見ているかのような気分。
ニューヨークの秋風のような、爽やかなお二人。
お二人と一緒に、今日この時を迎えられたことを感謝いたします。
ニューヨークのシンボル、ブルックリンブリッジ。
ブルックリンブリッジを通り抜ける潮風は、嬉しいことがあったときは心を軽やかに、前に進む勇気が欲しいときにはそっと背中を押してくれる。
140年以上も前から、変わりゆくニューヨークと訪れる人々を、そっと見守り続けてくれています。
あなたの瞳に映るのは、マンハッタンのスカイラインと私だけ。
「時間が止まってしまえばいいのに」
そんな風に思うほど、幸福感に満たされた瞬間。
「私、こんな花嫁さまになりたい」
ウェディングドレスに憧れる小さな女の子。
心の中にいるその女の子の希望を満足させてあげられるかのような、ロマンティックなAラインのチュールドレスです。
一度しかないウェディング。
お二人の思い描く理想に近づけるためのプロセスを大切にしています。
とっておきのお菓子の包みを開ける時のように、丁寧に、でもワクワクしながら。
ワシントンストリートで伝わる花嫁さまの想い
ブルックリンブリッジを降りて、向かった先はワシントンストリート。
ブルックリンブリッジに負けてないぞ!
とでも言いたげな、マンハッタンブリッジのお出ましです。
ブルックリンを代表する、フォトジェニックなスポット。
人気さを物語るように、ストリートの両側にはいつも駐車された車が並んでいます。
ニューヨークでは、路上駐車は一般的。
多くの通りではパーキングメーターが設置されていて、駐車料金が発生します。
エリアによって駐車時間の制限が設けられていて、ワシントンストリートの車の入れ替わりはかなり激しいです。
観光でお越しの際は、ご注意を。
マンハッタンとブルックリンを結ぶ三つの橋で、末っ子のマンハッタンブリッジ。
ブルックリンブリッジの陰に隠れていますが、マンハッタンブリッジからの眺望も最高です。
無骨で素朴さの残るデザインなので、お時間のある方はマンハッタンブリッジを散歩して、ブルックリンブリッジと比べてみるのも楽しいかもしれません。
イノセントな魅力たっぷりの花嫁さま。
おっとりとした話し方にノックアウト。
思わず抱きしめたくなってしまいます。
私からの質問に、的を射たレスポンスを迅速にしてくださる花婿さま。
自分の意見を押し付けるようなことは決してされず、俯瞰で物事を受け止めてらっしゃるようにお見受けしました。
‘‘The eye is the window of the mind‘‘
‘‘目は口ほどにものを言う‘‘
花婿さまへの想いは、まっすぐに伸びています。
ベールが花嫁さまを飾るブルックリンブリッジパーク
イーストリバー沿いに、ブルックリンブリッジパークに足を運びます。
潮風の冷たさを吸収してくれるかのような、ボードウォークのあたたかみ。
適度な柔らかさで、足取りもより弾むように進んでいきます。
ブルックリンブリッジパークでは、ベールを付けていただきました。
パイピングで縁取られたシンプルなベールは、花嫁さまのキュートさに大人の女性のエッセンスを。
どんなことも分かち合いながら、ずっと二人で歩いて行こう。
ベセスダテラスで感じる永遠の愛
ブルックリンをあとにして、次のロケーションへやってきました。
木の葉が色付く、セントラルパークです。
ヨーロッパ調の壁画や天井タイルが敷き詰められたベセスダテラス。
アーケードになっていて、近くにはお手洗いもあります。
夏の暑さしのぎや、天気が崩れそうで屋根のある場所をお探しの際は、ぜひお立ち寄りください。
こちらの記事でご紹介したウェディングフォトでは、途中豪雨に見舞われてベセスダテラスで雨宿りしました。
ベセスダテラスでは、ロングベールに付け替えていただきました。
花嫁さまをまとう、愛し愛される喜びのオーラのようなロングベール。
刺繍とレースが添えられたVネックのデコルテライン。
花嫁さまのドレスを見ていると頭に浮かんできた、すっと首を伸ばし優雅に羽ばたくスワン。
白鳥のつがいは、生涯添いとげます。
ウェディングドレスから感じる永遠の愛。
青空に浮かぶ雲のように、エアリー。
柔軟だけど、流されているわけじゃない。
自ら流れて、自分らしく一歩一歩確実に進まれています。
そんな花嫁さまのペースを尊重されている花婿さま。
ウェディングフォトでは、どうしても主役は花嫁さまになりがちです。
花婿さまは、移動の際の花嫁さまのエスコートなど、サポート役にまわってもらうことがしばしば。
どんなときも臨機応変に対応してくださる花婿さまのおかげで、圧倒的な安心感の中撮影を進めることができました。
花婿さまのお衣装は、グレーのストライプスーツ。
ブラックのベスト・蝶ネクタイを合わせ、色の濃淡と高級感ある生地感で表現するドレッシーさ。
上品だけど、かしこまりすぎないスタイルは、エレガントなウェディングドレスとの相性も抜群です。
オレンジがアクセントとなったウェディングブーケ。
淡い色合いをチョイスしてくださっているので、コーディネートの差し色になりつつ、秋のセントラルパークの景色にも親和します。
セントラルパークの主!?
リスちゃんも、お二人をお祝いするために駆けつけてくれました。笑。
秋のザ・モールでピュアホワイトの花嫁さま
秋のセントラルパークが味わえる並木道、ザ・モールにやってきました。
目線をあげても足元にも、色付いた葉っぱ達に埋め尽くされています。
まわりの世界が色彩豊かな分、目を奪われるピュアホワイトの花嫁さま。
結婚生活はゴールのない持久走のようなものかもしれません。
忙しい日常の中でも、いつも隣にいてくれる心の安らぎ。
絶対的な信頼。
それと同時に、お互いを理解し合うために根気と忍耐が必要になることも。
すぐに答えが出る短距離走ではなく、長い距離をゆっくりゆっくり走る中にお互いの関係が変化していく。
どうか、その時その瞬間の、お二人の変化を楽しんでくださいね。
いつもの通り道もとびきりのステージに
ラストのロケーションは、ラットロック。
実は、ザ・モールの後に湖の方へ回る予定でした。
しかし、この日は、ニューヨークマラソンの前々日。
セレモニーのため、湖へのコースが通行止めになってしまっていたのです。
急遽、ラットロックへのコース変更を提案させていただきました。
「全然、問題ありませんよ~」
と、急な変更にも笑顔で対応してくださり、ありがとうございました。
きっと明日もいい一日♡
少女のような純真さ。
人を信じて生きてこられた心の清らかさ。
花嫁さまからにじみでる内面を捉えて残したい。
いつも通りの通路の片隅。
花嫁さまと陽光が創り出す、世界中でここにしかないステージに。
葉っぱが、はらりはらりと舞い降りる。
その隙間からお二人を見つめる時間が、とても尊いものになりました。
結びに…
おち葉をサクサクと踏みしめながらニューヨークを歩いた前撮りが、結びを迎えました。
ウェディングドレスでニューヨークの秋を探しにでかけた一日。
秋の景観をお二人と旅した、忘れがたい思い出です。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
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ウェディング、ファミリーフォト、ロケーション七五三フォト、出張ニューボーン、マタニティフォトなどをご提供しております。
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