ニューヨーク在住の日本人カメラマンが、あなただけのフォトウェディングやファミリーフォトを撮影するHiroko Photo Studio。
今回は、季節外れの寒さが訪れた3月のある日、ニューヨークで行われたフォトウェディングのご紹介です。
タイムズスクエアのネオンショットから始まり、ブルックリンブリッジ、ワシントンストリート、セントラルパークを巡りました。
ウェディングブーケには春らしいスイートピーが。
待ち遠しい春を、ひと足早く感じられたニューヨークでのフォトウェディングとなりました。
Bouquet : Kumi Asari
Hair & Makeup:Hiroko Sacripante
Photographer : Hiroko
胸が高鳴るタイムズスクエアのきらめき
この日のフォトウェディングは、夜明け前から始まりました。
ネオンサインがひしめき合うタイムズスクエアから幕開けです。
主役のお二人、花嫁Aさまと花婿Wさま。
お打ち合わせの時から、誠実で丁寧に対応してくださったお二人です。
お会いできることを楽しみにしておりました。
タイムズスクエアで横断歩道ショット。
右側には、マンハッタンではここにしかないディスニーストアがあります。
自由の女神に扮したミッキーがお出迎えしてくれる店の中に入ると、ニューヨーク限定のグッズがたくさん。
ディズニー好きな方へのお土産に喜ばれること間違いなしです。
24時間、辺り一面にビルボードが広がる空間。
エネルギーに満ちた、ニューヨークでしか味わえない場所です。
この電光掲示板ですが、個人の方でも広告を出すことが可能。
アプリをダウンロードすれば、いつでもスマホから設定できるサービスも登場しました。
タイムズスクエアのきらめきに心地よく気分が上昇♪
幸先の良いスタートとなりました。
ブルーモーメントのブルックリンブリッジ
次のロケーションはブルックリンブリッジです。
3月とは思えないほど、とても冷えた朝。
あまりの寒さに、お貸しした耳あて姿がキュートだったのでパチリ。
日の出前の空が青くなるブルーモーメント。
数十分しか見られない光景を狙って、いつもより少し早めに撮影を始めました。
早朝散歩のワンコもこっそり参加。
慎み深いお二人。
お互いの気持ちを尊重し合うお姿が印象的でした。
薄明の空が、青、赤、オレンジ。
自然が織りなす芸術に目を奪われます。
そして日が昇り、ブルックリンブリッジは静かに朝を迎えました。
ウェディングドレスはハイネックで総レース。
ノーブルなドレスを7分丈スリーブが適度にカジュアルダウンして、ニューヨークにピッタリの一着。
ロングスリーブは、寒いニューヨークでおすすめしたいウェディングドレスのひとつ。
レースの透け感が、品の良い花嫁さまの雰囲気にお似合いでした。
タイトにまとめたヘアアレンジに、ベロアのリボンが大人可愛い。
すっきりした後ろ姿に、ハイネックのドレスが引き立ちます。
朝の光がたどっていく、整った横顔の輪郭。
ブルックリンブリッジの塔は、石灰岩や花崗岩などでできた石造り。
当時必要とされていた6倍の強度で設計されました。
開通当初、その安全性を示すため、21頭の象を同時に歩かせるパフォーマンスがされたそう。
早朝の清らかな空気を胸いっぱいに吸い込み、新鮮な気持ちで次のロケーションへ移動します。
ワシントンストリートで抱っこショットのリクエスト
ブルックリンブリッジを降り、向かった先はワシントンストリート。
ブルックリンらしい風景が広がる大人気スポットなので、早朝にもかかわらずちらほらと観光客の方が。
歩行者天国ではないので、訪れた際は車通りにお気を付けください。
ワシントンストリートの抱っこショットを、花嫁さまからリクエストいただきました。
この笑顔に勝てるものはありません♡
スイートピーのクラッチブーケに春を感じたザ・モール
Uberでセントラルパークにやってきました。
巨大な樹々が立ち並ぶザ・モール。
セントラルパーク唯一の直線だと言われています。
両側にベンチが設置されているので、コーヒーを飲んだり読書したりして、のんびり過ごせるスポットです。
スイートピーを使ったピンクのクラッチブーケ。
寒い日だったからこそ、春の訪れを感じさせてくれました。
礼儀正しく、おっとりしていらっしゃる花嫁さま。
相手にとって心地よい言葉選び。
それが媚びるわけではなく、素直に人を敬える奥ゆかしさをお持ちでした。
プリンセスティアラが輝くベセスダテラス
ザ・モールを進み、ベセスダテラスにたどり着きました。
精巧な彫刻がほどこされた大階段を、上品なウェディング姿のお二人が登っていきます。
柔らかい雰囲気のお二人は、見ているだけでほっこり。
つややかな毛流れにみとれてしまいます。
ベセスダテラスでは、プリンセスティアラを付けてくださった花嫁さま。
丸いフォルムに小ぶりなデザインが、ドレスとの相性ばつぐんです。
二人っきりの誓いの時間。
‘‘Love always brings difficulties, that is true, but the good side of it is that it gives energy.‘‘
‘‘愛は時として困難をもたらすが、良いことは、愛は活力を与えてくれるということだ‘‘
-Vincent Willem van Gogh(フィンセント・ファン・ゴッホ)-
結婚に困難はつきもの。
新婚さんには想像がつかないかもしれませんが、小さな嵐の連続だったりする時期もあります。
でも、エネルギーを与えてくれるのも結婚。
一人ではできないことが経験できる。
一人では見れなかった景色がたくさんあります。
小さな嵐で心にさざ波が起きてしまった時は、このウェディングフォトを見て、
「この時、優しくエスコートしてくれて嬉しかったな」
「私には、こんなに素敵なパートナーがいるんだな」
と、気持ちを再確認する材料になってもらえたら幸いです。
モスグリーンのスーツが、春のニューヨークを象徴するよう。
落ち着いた振る舞いで接してくださった花婿さま。
私の説明をしっかりと目を見て聞いてくださるので、一緒に作品を作り上げていることが実感でき、心強く感じました。
ミニマムにまとめたヘアアレンジ、ひらひらとした花先が揺れるブーケ、しなやかに広がるレースのドレス。
バランスのとれたウェディングスタイル。
花嫁さまの後ろにワンコが登場。
こちらのワンコも疾走。
動物好きな花嫁さまに引き寄せられたのかしら。
透明感のある花嫁さまに、釘付けの私です。
アーケードから広場に出てきました。
撮影スタートから約4時間が経過。
朝日を浴びて、もう少しお二人との時間を過ごさせていただきます。
ザ・レイクのほとりをウェディングドレスでお散歩
セントラルパークの景勝地を巡っていきます。
湖のほとりで、優雅なウェディング姿。
ザ・レイクでは野鳥がプカプカと気持ちよさそう。
セントラルパークは、全米でも指折りのバードウォッチングが楽しめるスポットです。
森に迷い込んでしまったお姫様。
助けてくれた王子様と運命的な出会いを果たしました。
甘いムードが漂うボウブリッジでも、記念の一枚。
ストロベリーフィールズの記念碑前で
ジョン・レノンの記念碑、ストロベリーフィールズにも立ち寄ります。
彼が45歳になっていたであろう年に、当時のニューヨーク市長とオノ・ヨーコさんによって造られたIMAGINEのモザイク。
ビートルズファンの聖地です。
セントラルパークを出てすぐのところには、同じくジョン・レノンが住んでいたダコタ・ハウス。
このフォトウェディングが、世界的な観光地を旅する思い出となってくれたら幸いです。
撮影開始から5時間が経過。
花嫁さまが魅せてくれた春。
ポカポカした気持ちにさせていただきました。
こちらの記事も、春のニューヨークを巡ったウェディングフォトです。
結びに…
スイートピーの甘い香りとともに、ニューヨークを巡ったフォトウェディングが結びを迎えました。
可憐な花嫁さまのお姿が、私の心に春を連れてきてくれました。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
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ウェディング、ファミリーフォト、ロケーション七五三フォト、出張ニューボーン、マタニティフォトなどをご提供しております。
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