ニューヨークでウェディングフォトや家族写真を撮影しているHiroko Photo Studio。
今回は、さわやかな5月のニューヨークで、華やかなお二人のウェディングフォトを記録しました。
夜明け前のタイムズスクエアからはじまり、早朝のブルックリンブリッジでは柔らかな朝の光をとらえました。
その後は、セントラルパークで高層ビル群を背景にしたり、グランドセントラル駅でのお姫様抱っこスタイルなど、ニューヨークの名所でお二人らしい姿を写真に切り取るお手伝いをいたしました。
ほのぼのとしたお二人の空気感があふれたウェディングフォト、さっそくご紹介します。
タイムズスクエアの中心をウェディングドレスで駆け抜ける
この日のウェディングフォトは、日の出前の朝4時半、ネオンきらめくタイムズスクエアから始まりました。
主役はこちらのお二人、花婿Iさんと花嫁Mさんです。
世界の人々が集まる熱気あふれる場所で、お二人の記念すべきウェディングフォトが始まります。
お二人とも穏やかな性格で、早朝にもかかわらずさわやかな笑顔を見せていただきました。
ニューヨークといえば、タイムズスクエアを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
タイムズスクエアは、ニューヨークで人通りの多い場所のひとつで、「世界の交差点」と呼ばれています。
かつて治安の悪いエリアだったこの場所を、90年代に当時市長であったジュリアーニ氏を中心にして、安心できる場所として生まれ変わらせました。
その政策のひとつが、このきらびやかなネオンの看板たちです。
ジュリアーニ氏は、このネオンサインの明かりを夜中まで消さないように義務付けたそうです。
ザ・アメリカな大迫力のネオンサイン!
この日はタイムズスクエアでお二人と待ち合わせをしました。
タクシーで来られたのですが、待ち合わせのポイントから少し離れた場所でおろされてしまったそうなのです。
お二人の誠実なお人柄が出ているのですが、遅れないように走って待ち合わせポイントまで来てくださいました。
ネオンに照らされたブロードウェイのど真ん中を駆け抜ける、ドレスとタキシード姿のお二人。
映画のワンシーンかと思うほど、スローモーションで、キラキラと輝いていました。
気さくで聡明な花婿さまと、おっとりとして温かいお人柄の花嫁さま。
文字通り、美男美女のお二人♡
世界中の注目を集めているタイムズスクエアのLEDビジョン。
大型LEDビジョンでは難しかった「8K」を実現するなど、水面下で各メーカーが新たな技術を競い合っているんですよ。
興奮と緊張が混ざった、この感じ。
このエキサイティングな感じはここでしか出せないんですよね。
ただ、夜明け前ということもあるので、タイムズスクエアのネオンショットはその時の治安状態を確認してからセッティングしております。
花嫁さまの柔らかな髪をなでるブルックリンブリッジの潮風
日の出前にブルックリンブリッジにやってきました。
ブルックリンブリッジを歩いて渡ると、その壮大な風景に心が躍ります。
徒歩のほかにも自転車で渡ることができて、2021年の9月には新たに自転車専用レーンが設置されました。
以前は、撮影中に自転車通勤のニューヨーカーが猛スピードで駆け抜けることもあったので、快適になりました。
現在はマンハッタンに向かう車線のみですが、ゆっくり歩いて楽しみたい歩行者と、先を急ぎたい自転車の両方にとってwin-winです。
Mさんのお選びになったウェディングドレスはエレガントなマーメイドライン。
花の飾りがレース全体にちりばめられていて、シックなデザインの中にキュートさを感じます。
ヘアはダウンスタイル。
風に揺れるふわふわした髪が、スレンダーなラインのドレスに調和しています。
日の出前のブルックリンブリッジは、青白い光に包まれて、幻想的な雰囲気です。
朝の始まりのように、これから未知なる世界が目の前にひろがっていくお二人です。
王道のブラックタキシードで、堂々とした佇まいのIさん。
ウェディングドレスの隣にいると、黒ってやっぱり全体を締めてくれるんですよね。
花嫁さまの澄んだ瞳に、吸い込まれそう。
束感のあるこなれたヘアスタイル。 GQマガジンの表紙かと勘違いしそうになるクールさです。
‘‘A picture is worth a thousand words.‘‘ 私の好きな英語の格言です。
一枚の絵は千の言葉の価値がある。
表情豊かなお二人なので、カメラを向けるのが楽しくて。
シャッターチャンスが永遠に続きます。
DUMBOエリアでアートなウェディングフォト
ブルックリンブリッジを降りて、アートの街として知られるDUMBOエリアにやってきました。
かつては工業地帯だったこのエリアに、家賃が安いことがきっかけで1970年代以降アーティストが集まるようになりました。
グラフィティと呼ばれる壁画がいたるところにあります。
上の壁画は、サンフランシスコ出身のアーティストMOMOによる作品。
カラフルで気分があがる、私のお気に入りアートです。
お散歩しながら、好みのグラフィティを探すのも楽しいですよ♪
花嫁さまを優しくエスコートする紳士な花婿さま。
大迫力のマンハッタンブリッジを背景に、じゃれあうお二人に顔がほころびます。
ウェディングドレス×絶景×大好きな人。
一度は憧れる最高なシチュエーション。
こちらは、ブルックリンブリッジのたもとにあるブルックリンブリッジパーク。
海辺に広がるブルックリンブリッジの大パノラマと柔らかなトレーンが、心に残ります。
朝の時間帯のブルックリンブリッジパークは、順光か逆光かで全く違った印象の写真になります。
上の写真は順光で撮ったもの。
背景もしっかりと映り、陰影がくっきりとしていてクールな印象になります。
こちらは同じ場所で向きを変え、逆光で撮ったもの。
朝の光がほんわかしていて、温かく神秘的な効果を生みます。
頭に思い浮かべているイメージ通りになるよう、光を使い分けています。
カメラ越しでも見つめられるとドキドキしてしまいます。
この視線を花婿さまは独り占めしているのですね。
お互いの「大好き」が伝わってきます。
きらきらとした光の粒が降っていて、夢の中にいるみたい。
こちらは、ブルックリンの隠れた癒しのスポット、マックスファミリーガーデンです。
19世紀のたばこ倉庫の壁に囲まれた、緑豊かなかわいらしい公園です。
お二人の時間を邪魔しないように、そっとシャッターを降ろします。
まなざしが凛々しくて、知性を感じます。
ウェディングフォトでは、花嫁さまの陰に隠れがちな花婿さま。
花婿さまも自分史上一番イケてる姿を残しましょう。
こちらの記事で、花婿さまの撮影のコツを紹介しているので、参考になさってくださいね。
微笑みをたたえた落ち着いた表情に、目を奪われます。
かと思えば、こんなに天真爛漫な笑顔まで、花嫁さまの表情をずっと見ていたいです。
年を重ねても、ずっと手を取り合い、支えあって生きていきたいものです。
花婿さまお気に入り、セントラルパークのレディースパビリオン
セントラルパークのベセスダテラスにやってきました。
石造りの回廊で、ふわりと舞うドレスに躍動感を感じます。
ヨーロッパ調の装飾が、お二人の華麗な雰囲気を引き立てます。
お二人の麗しさに、ギャラリーが集まってきちゃいました。
見守る方にも幸せをふりまきます。
きめの細かいお肌に、ため息がもれます。
回廊の上の階段も、四季の移り変わりをモチーフにした装飾が施されていて、趣を感じます。
ユニークなウェディングフォトを演出するサングラス。
ドレス、タキシードと合わせ、遊び心のあるコーディネートですね。
やっぱりGQマガジンに出てきそう…かっこ良すぎます。
お二人の心の豊かさは、表情に現れています。
高級アパート群を映し、ゆらゆらと揺れる水面が、お二人を飾っています。
荘厳なニューヨーク公共図書館で朗らかな笑顔
ニューヨーク公共図書館(通称NYPL)にやってきました。
ボザール様式の白い壁がゴージャスな建築物で、入口までは撮影可能です。
知の殿堂と称され、ここには世界中の情報が集まります。
NYPLの司書の方々は、一部では「人力Google」なんて呼ばれているんですよ。
ムードメーカーの花婿さまは、私たちを和ませてくださいました。
気品漂う花嫁さまの瞳から、目をそらせません。
この広い世界で巡り合えた、運命のパートナー。
ハッピーな笑い声が、聞こえてきそう。
図書館とは思えないほど、荘厳で立派な建物です。
外の階段に腰かけて、ほっと一息休憩されている方も多いですよ。
グランドセントラル駅のリアルお姫様
ニューヨークの玄関、グランドセントラル駅にやってきました。
ニューヨークの主要ターミナルであるこの駅は、毎日20万人以上が利用しています。
花嫁さまを軽々とお姫様抱っこができる、たのもしい花婿さまです。
グランドセントラル駅のシンボルである時計台は、ニューヨーカーの待ち合わせのメッカ。
二人でいれば、どんなことも笑って乗り越えていける。
顔を寄せ合う様子に、うっとりしてしまいます。
スポットライトを浴びて、二人だけの世界。
以前、花婿さまの上司の方から、ウェディングフォトのご依頼があり撮らせていただきました。
上司の方の紹介を受けた、お二人から今回ウェディングフォトのご依頼をいただきました。
「Hirokoさんにお任せします!」と信用していただき、嬉しかったです。
つながったご縁に感謝します。
天井のブルーが差し色となって、お二人に彩りを添えています。
「Gossip girl」のセリーナの登場シーンも、このグランドセントラル駅からはじまりました。
メインコンコースの星座が描かれた天井は、見るものを圧倒します。
100年以上の歴史がある趣のある駅ですが、天井の一部に1990年代に修復される前の汚れたレンガが残っているんです。 その汚れの7割が、たばこによるものでした。
そのレンガはこちら↓
今では考えられませんが、駅構内での喫煙を許可されていた時代があったんですよね。
グランドセントラル駅トリビアでした。
リアルなお姫様と王子様は、注目の的です。
重厚感を感じる駅舎の外側には、ティファニーの大きな時計台が設置されています。
お姫様様抱っこって、やっぱり一度は憧れるポーズなんです。
和気あいあいとしたムードの中、お二人のウェディングフォトが結びを迎えました。
お二人の歴史の1ページに携わらせていただき、光栄に思います。
結びに…
自然体でほのぼのしたIさんとMさんのウェディングフォトを紹介しました。
ニューヨークのランドマークを回りましたが、どの場所でも画になるお二人でした。
お二人の大切な思い出を形に残すお手伝いをさせていただき、ありがとうございました!
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
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