前撮りや後撮り、フォトウェディングを予定しているプレ花嫁さまへ。
あなたが依頼する予定のカメラマンの、サンプル写真をしっかり確認しましたか?
20年、30年と眺めていく、一生に一度の大切なウェディングフォト。失敗は許されませんよ〜。
この記事では、サンプル写真の確認方法、また注意点などを、プロカメラマンの視点からじっくり解説していきます。この記事が、後悔のない前撮り写真を残す道しるべとなりますように。
1組のカップルのすべての写真サンプルを見せてもらう
依頼する予定のカメラマンと、メールのやりとりの中でもし可能であれば、1組のカップルの最初から最後まで撮影して納品された写真のサンプルを見せてもらいましょう。
(以下の写真のようなサムネイルだと見やすいです)
SNSではザ・ベストしか紹介していない現実
インスタグラムやウェブサイトでは何十組というカップルの、ベストのベストのベーストな写真しかアップしていません。
なので、1組のカップルの最初から最後まで撮って納品されたサンプルを見ておくことによって、期待しすぎることもないし、ひとつの作品としてのバランスを確認できます。
ちなみに下は私のインスタグラムの投稿の一部です。
ニューヨーク感が出ている写真を多めに投稿していますが、実際はブーケのアップや、ヘヤスタイルのディテール、靴などの小物ショットも撮っていたりします。
でも小物ショットは私のフォロワーさんにそれほど求められていないので、なるべく「おぉ!ニューヨークだ〜」と感じるものを選んでいるのです。
サンプル写真を見る時のチェックポイント
例えば、花嫁さまのソロショット、ネイルやブーケ、ヘアのディテールを上手に撮ってくれる人なのか。
それとも動きのあるカップルの躍動感!みたいな、ドキュメンタリータッチの写真をたくさん撮る人なのか。
風景の中に溶け込んだ二人の写真を多く撮る人なのか。
カメラマンによって作風が全く違ってきます。
撮影会社に依頼する場合だと、カメラマンが決められないことも多いと思います。
その場合は、担当するかもしれないカメラマン複数名の作品を見せてもらうのがオススメです。
ベストフォトのサンプルしか見せてもらえない場合はこう考える
撮影会社やそのカメラマンのルールで、ベストフォトだけを集めたサンプルアルバムしか見せてもらえない場合は、こう心構えしておきましょう。
見せてもらったサンプルアルバムが100%のレベルだとしたら、自分の撮影で仕上がる写真は60%くらいのレベルを想像しておいたほうがいいです。
切ないですが、その方が自分が傷つきません。
カメラマンも毎回ミラクルショットを撮れるわけではないのです。