― Hiroko Photographyの写真づくりへのこだわり ―
写真撮影のお問い合わせをいただくと、時々こんなご要望があります。
「撮影したデータをすべていただけますか?」
一見、とても自然なリクエストに思えるかもしれません。けれども私たちは、“撮ったままの未編集データ(いわゆるRawやNGショット)”をお渡しすることはしていません。
その理由は、単なる「ルール」や「制限」ではなく、Hiroko Photographyのブランドとして大切にしている価値観にあります。

お客様にとっての安心感
私たちは、撮影した1000枚を超える膨大な数の写真を1枚1枚精査して、かけがえのない写真、10年後20年後に見返した時に、人生が豊かになる、と確信したものを残し、それらの写真を丁寧に編集します。
その後、必要に応じて、フォトショップで修正を加えたりします。
撮影したままの写真はこんな感じです。
(画角がずれてる、青白い、通行がちらほら、、、)
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こういう風に直します。
↓

こうやって仕上がった、渾身の写真のみを納品しています。
もし撮ったままのデータをすべてお渡ししたら、数百枚の中からどれを選んでいいのか迷ってしまうかもしれません。
あるいは「私の表情、大丈夫かな…」と不安になることもあるでしょう。
私たちはそうした心配を取り除くために、厳選した写真だけを一枚一枚仕上げてお届けしています。
これは「制限」ではなく、お客様が安心して思い出を手にしていただくための大切なプロセスなのです。
写真は「素材」から「作品」へ
プロのフォトグラファーが撮ったままのデータをそのままお渡しするのは、例えるならば―
フランス料理のシェフが、丹精込めて作る極上の一皿を提供するときに、下ごしらえで出た生肉の切れ端や野菜の皮を一緒に盛りつけて出してしまうようなものです。
撮った瞬間の写真は、まだ「材料」でしかありません。
そこから一枚一枚を精査し、半目になっている写真やブレている写真を取り除き、光や色を整え、丁寧に仕上げることでようやく「作品」になります。
そのプロセスを経て完成した写真だからこそ、人生の大切な瞬間を彩るものとして残していただけると考えています。

「格安フォト」との違い
インターネットで「格安 海外フォトウェディング」と検索すれば、ワンパッケージ数百ドルの撮影プランが上位に並びます。
その多くは、学生や趣味レベルのカメラマンが担当し、撮影後は編集もされないままデータをまるごと渡されることも少なくありません。
結果として、明るすぎたり暗すぎたり、ブレていたりする写真が山のように残る…。
その「材料」をどう料理するかは、すべてお客様次第です。
私たちは、ただ「安く多く」ではなく、「心を込めて、美しい作品を残す」ことを大切にしています。
それが、人生の節目を写真に託すにふさわしい、プロフェッショナルのあり方だと信じています。

想いを込めてお届けする理由

Hiroko Photographyが“撮ったままのデータ”をお渡ししないのは、制限ではなく約束です。
「写真をただの記録ではなく、作品として残す」ためのこだわりです。
私たちは、光や空気感、そしてお二人の感情まで写しとり、一枚一枚を磨き上げてお届けします。
それは単なる写真ではなく、人生を物語る作品として、未来へと残っていくもの。
だからこそ、私たちは今日も「選び抜くこと」と「仕上げること」に全力を注いでいます。
ニューヨークで唯一無二の思い出づくりをしませんか?
Hiroko Photo Studioでは、
ウェディング、ファミリーフォト、ロケーション七五三フォト、出張ニューボーン、マタニティフォトなどをご提供しております。
お問い合わせは、Hiroko@hirokophotography.com
までお気軽にお問い合わせください。
Hiroko Photography is a New York-based team led by Japanese photographer Hiroko, specializing in emotional and story-driven pre-wedding and engagement sessions.
Together, we capture natural connection and timeless moments for couples visiting the city, set against iconic locations like Times Square, Brooklyn Bridge, Central Park, and more.